2025年2月、Wacom Intuos Proの新型が発表されました。
3月に smallと
mediumが先に発売され、遅れて6月には large が発売されたようです。
前モデルの発売からもう8年も経つということなので、買い換えることにしました。
旧型よりも厚みや大きさがかなり小さくなり、キーボードの手前がスッキリした感じです。
どちらも largeですが、余白が無くなった感じでコンパクトになりましたが、読取可能範囲は広くなったようです。
読取可能範囲
旧:311 x 216新:349 x 195
モニターは16:9のワイド画面なことが多く、全画面マッピングで使用している身としては、それに合うように読取可能範囲もワイド比率になったのは良い感じです。
なにより旧型に有った、煩わしいタッチ機能が無くなったのは嬉しい変更点です。
ただ、本体上部に配置されたボタンとダイヤルには要注意。
キーボードの手前にタブレットを配置していると、タイピングの途中に親指でボタンやダイヤルに触れてしまう事があり、特に右側のダイヤルにはキーボードショートカットが割り振られているため、EXCELやエディタを使用しているとき、不意に [[[[]]]]
のような文字が入力されてビックリするかと思います。
こういう事を起こさないために、ダイヤルの設定で「無効」のモードを追加しておく事をオススメします。
「無効」の部分に切り替えることで、ダイヤルを回しても反応しなくなり不意な誤入力を防止できます。
サインイン後に選択はリセットされてしまうので、毎回切り替える必要があります。それが面倒な場合には、先頭に「無効」を設定しておくのが良いでしょう。
ペンのほうも Pro Pen 3となり、なかなかのリニューアルが施されています。
最初、手に取った印象は、意外とズッシリ。
分解して中身と同梱のパーツを並べてみると下図のような感じ。
バランスウェイトと呼ばれるものがペンの中に刺さっていて、これが重さの原因のようです。
ペンの分解は、ちょっとしたコツを知っておいたほうが良いので、wacom101 とか 公式の動画 を参考にするのが良いかと思います。
バランスウェイトは重い側と軽い側があり、向きを変えてはめ込むことで、ペンの振れ具合いを変えられるようになっているみたいです。
重いほうを外側にしてはめるとペンに振られるような変わった書き心地に変化します。
バランスウェイトを取り除けば前モデルと同じくらいの軽さになるみたいです。
テールスイッチが無くなった代わりなのか、ボタンが3つになりました。
maya を使用するために下側を右クリック、上と中を中クリックに設定しました。
このボタンのクリック感がちょっと分かりにくく、旧型のほうが MMBプレスの操作し易かったのですが、ペンの握り方を工夫するなどして慣れるしかないかもしれません。
最悪、旧型を使い続けるのも回避策の一つかもしれません。
それらを考えても使い勝手は良く、概ね満足度の高い更新に思います。
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