2018年3月26日月曜日

maya2018のcontrollerノードを使ってみた感想

maya2018にcontrollerノードと云うのが追加されたみたいです。
新機能ダイジェストでは紹介されていない地味な機能ですが、コントローラの可視性を設定することが出来るらしいです。

リグのコントローラへ接続してアトリビュートを設定するとマウスオーバーでリグの表示・非表示が切り替わる。みたいな。

controllerというmelコマンドも追加されているようです。
ドキュメントを読んでみると

string $lct[]=`spaceLocator`;
string $tag=`controller $lct[0]`;

みたいにしたら、作成したノード名を取得できそうな感じを受けますが、何も帰ってこない・・・。
バグってる?
仕方が無いので

string $tags[]=`ls "*_tag"`;
for( $tag in $tags ) setAttr ($tag+".visibilityMode") 2;

とする事にしました。


可視性の設定をしてリグを操作してみた感想としては、
使い物になりません
マウスをコントローラの位置まで持っていかないとリグが見えないので、どこにコントローラが有るかを手当たり次第に探す羽目になります。
リグを作った当事者であれば、コントローラの位置を把握できているハズなので、選択しに行けそうですが、表示非表示の反応がシビアなので何を選択しているのかが分かりづらい・・・。
どうしても使うと言うのであれば、scriptJob でselectionChangedを監視して、visibilityModeを積極的に変更するようにしたら少しはマシになるのかも。

なので、今の段階でコントローラの可視性を設定するのはイヤガラセ以外の何物でも無いみたいな感じですね。

同じノードを使ってピックウォークを設定できるみたいですが、設定が面倒なので、なんか使う気には成れなかったです。
使い道としては、多分、こっちがメインなのだと思うけれども。

autodeskがどう云うロードマップを敷いているのかはわからないですが、もう少しブラッシュアップの必要なノードに思いました。