2016年10月31日月曜日

たまに変な事をしているLocatorを見つけることがある

簡単に作れるセレクターとしてロケータを使っていたりする場合を見かけますが、
たまに変な事をしてあるものを見かけます。

こんな感じの。


一見すると、赤のロケータも青のロケータも同じように見えますが、チャネルボックスを見てみると


赤の方はトランスフォームのスケールを使っています。
データ的には、青のようにシェイプノードのローカルスケールをいじるのが正解。

こういったデータを作る人はmayaのDAG階層についての理解が浅いのかなと・・・。
大抵、ポリゴンメッシュとかもフリーズせずにバインドするクチです。

ま、映像系であれば特に問題ないのでしょうが、ゲームエンジンなんかに喰わせる場合は中々厄介。


マトリクスを調べてみると青い方は
------------
x: 1 0 0 0
y: 0 1 0 0
z: 0 0 1 0
t: 4 0 0 1
------------
当然ふつうです。
※t:が4 0 0 1なのは+x軸にオフセットしてあるから。


赤い方は
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x:  2 0 0 0
y:  0 2 0 0
z:  0 0 2 0
t: -4 0 0 1
------------
※t:が-4 0 0 1なのは-x軸にオフセットしてあるから。

と回転行列部分の3行3列が変化しています。
コレが曲者。

子階層なんかがあった場合、スケールが伝播していくので更に面倒に。
見た目では判断しにくいのでチェックが大変。


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