2020年9月14日月曜日

FBXを出力するスクリプトを作る前に

3Dの素材をゲームエンジンへ持ってゆくために使用される標準ファイル形式としてFBXがあります。 
ただ、FBXのエクスポートには設定項目がたくさんあるので、それぞれの項目を理解し、適切にチェックを入れて出力するのは中々難しいのではないかと思います。
さらにエクスポートのオプションでは、チェックボックスがグレーアウトしていても、実はフラグが生きているみたいな項目があったりするので厄介な事になります。 とくに多人数で作業している場合は・・・。
このSkins と Blend Shapes は編集できないのでフラグは無効だろうと思っていると、実は生きている。みたいな。

そんな感じで、FBXの出力をスクリプトを使って設定したくなります。


FBXの出力スクリプトを作るうえで注意しないといけないのは、オンオフさせるフラグが大量に存在しているということ。
AUTODESK の KNOWLEDGE に「FBX 書き出し MELコマンド」というページがあるので、参考にしてみるのも良いでしょう。

けれど、FBXはバージョンごとにフラグが変化している可能性があります。
正確なフラグを取得するにはプラグインマネージャのfbxmaya.mllのインフォメーションを見ることで確認できます。

ほんと、大量にあるし、インポート用とエクスポート用が混ざっているのでさらに大変です。
なので、コマンドを実行してスクリプトエディタの履歴へ出力するのが良いかと思います。
{
    string $list[]=`pluginInfo -q -c "fbxmaya.mll"`;
    print $list;
    
}
これでfbxmayaのフラグが出そろいました。
と思ったら、まだ足りないものが有るのです。
ここで、こんなスクリプトを実行します。
{
    string $list[]=`FBXProperties -q`;
    print $list;
    
}
フラグとは別にプロパティなるものが存在しているのです。
大半はフラグでも設定できるようなプロパティなのですが、出力オプションと対比していたりするので分かりやすいかもしれませんが、高度な設定としてプロパティでしか設定できないモノも有るみたいです。
ややこしい。

これを
{
    FBXProperty "Export|IncludeGrp|Animation|CurveFilter" -v true;
    
}
みたいにして設定します。

改めて、設定項目が多くて嫌になりますが、一度作ってしまえば後々楽が出来るので、頑張って作りましょう。





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